仲野茂出演!
小説家中島らもの傑作短編小説「DECO-CHIN」が松永天馬(アーバンギャルド)主演で、まさかの映画化!
あるバンドとの出会いによって覚醒した男の、愛の物語。
2004年急逝した小説家中島らも。その破天荒な人生と、彼独自の世界観が反映された作品群は、今読んでも色褪せることなく、彼の死後も世代を超えて愛読され続けている。そんな彼が亡くなる直前に書き上げた最期の短編小説が『DECO-CHIN』だ。ミュージシャンの道に挫折し、カウンターカルチャー誌の副編集長となった主人公が、あるバンドとの出会いによって自らの肉体改造をもって覚醒する愛の物語だ。そのあまりに衝撃的な内容に、映像化不可能と言われた原作が遂にスクリーンに登場する!
監督・脚本は、ロック魂をテーマに数々の映画作品を世に送り出してきた島田角栄。自ら聖書(バイブル)と語る原作の映像化に際して、監督曰く“町のごちゃごちゃしたところをフォーカスして切り取りたかった” と高円寺、中野、早稲田を舞台に選んだ。主人公の松本には初の野外ワンマンとなる17周年記念公演『アーバンギャルドの昭和百年・野音戦争』を成功させたアーバンギャルドのリードヴォーカル松永天馬、他、永岡佑、古市コータロー(THE COLLECTORS)、小林雅之(JUN SKY WALKER(S))、仲野茂(アナーキー)、お笑い芸人のゆってぃNYチーズケーキTOKYO FRIDAY NIGHT、鳥居みゆき、マツモトクラブ等ジャンルを超えた出演陣が顔を揃えた。
ストーリー
ミュージシャンの道をあきらめインプラント、スピリットタン等カウンターカルチャーを扱う音楽誌「OPSY」の編集者として毎日を送る松本は、ある日、社長命令でプロダクションからの売り込みバンド「The PEACH BOYS」のワンマンライブに足を運ぶ。しかし、そのあまりの酷さに編集者としての人生を「なんという徒労だ」と愚痴り絶望する。そんなライブ終演後、店長の五百鬼頭が一つのバンドを紹介する。告知もせず突然登場した世界でも稀有なバンド「THE COLLECTED FREAKS」との衝撃の出会いだった。
そして松本は”自分を愛するために“ある決断をする・・・・・・